資産運用

最終更新日: 2019.03.7

最強の節税策と言われる「個人型確定拠出年金」は本当にお得なの?生命保険とメリット・デメリットを比べてみた

最近いろんな雑誌や新聞を見ていると、個人型確定拠出年金(iDeCo)の話しが出ています。
その至るところで、この個人型確定拠出年金は「節税メリット」が大きいので、絶対におすすめの資産運用と書かれています。

そういう風に書かれていると、「本当かな」とどうしても疑ってしまう性格なので、ここで一度整理しておきたいと思います。

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個人型確定拠出年金の制度とは?

401K

そもそもなぜ最近になって、個人型確定拠出年金は話題になっているのでしょうか。

私自身、社会人になりしばらく経ってから、退職金の制度として確定拠出年金(401k)が始まりました。
当時は、確定拠出年金のことをあまり知らず、何となく運用先を選び、運用していた程度です。

私が当初、運用していた確定拠出年金(401k)は企業型で、今回来年から対象者が拡大されるものは個人型と呼ばれています。

個人型の導入によって、来年から加入できる対象者は、「企業年金等の加入者」や「専業主婦」、「公務員」となります。

確定拠出年金に拠出できる金額は、企業年金等の加入者は月額1.2万円(年間14.4万円)、専業主婦の場合は月額2.3万円(年間27.6万円)となります。
制度の内容は今までの企業型や個人型と変わらず、運用で増えた利益は非課税、拠出した金額が全額所得控除となります。

ここで専業主婦の方が、拠出できる金額が大きいのでお得だと思われるかもしれませんが、専業主婦は収入がないので、所得控除を利用することができません。

社会保険料と同じように、負担者の収入から控除できればいいのですが、現状ではできないようです。

そうすると、今回の対象者の拡大によって利用すべき人は今まで個人型に加入できなかった企業年金等の加入者または公務員ということなります。

個人型確定拠出年金のメリットとデメリット

個人型確定拠出年金がおすすめされる理由は「拠出した金額が全額所得控除」になるからでしょう。
今までの加入対象者である自営業者は年間81.6万円、企業年金等の加入者は年間24万円もしくは14.4万円を所得控除できます。

生命保険の保険料控除と比べてみても、生命保険の場合、支払う保険料全額が控除されることはありません。

所定のカテゴリーの中で、計算された保険料24万円が対象となります。
ただし、所得税所できるのはその半分の12万円だけです。

このように計算してみると、個人型確定拠出年金の方がメリットが大きそうですね。

ではデメリットの方はどうでしょう。

個人型確定拠出年金の仕組みとして、拠出した資金は60歳になるまで勝手に引き出すことができません。
流動性がありません。

また、この個人型確定拠出年金では、拠出した金額の中で、いくつかに投資信託に投資し、退職金の運用をしていくというものです。
運用益が非課税となるメリットはありますが、投資信託の運用が自分の期待する通りに確実に増えていくことは可能でしょうか。
たぶん無理でしょう。

確実なのは銀行にお金を預けていれば、増えも減りもしないということです。


まとめ

このように見ていくと、個人型確定拠出年金は拠出金額が全額所得控除となる等、メリットばかりに目が行きがちです。

肝心の運用をどのように考えていくかとか、運用中にどうしても急な資金が必要になるという状況ではうまく対応できません。

とすると、所得控除の面では少しメリットは薄いですが、保険料が控除になり、契約者貸付などによっていつでも現金を引き出すことができ、保険会社の約束する運用利回りで増やしてくれる生命保険の方が少しは気分がラクな気がします。

参考リンク

iDeCo(個人型確定拠出年金)でおすすめの投資先「ひふみ年金」については、下記リンクも参考に。

www.hokenmania.net

「ひふみ年金」を選択できるのはSBI証券だけ。資料請求はこちらから↓

SBI証券 個人型確定拠出年金

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