保険マニアのお得な保険情報局

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ソニー生命「変額保険」だけが持つ運用益の引出し機能とは?!運用で増えた利益は自由に”おこづかい”として使うことができます。

最終更新日:2017年8月23日


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保険って、入ったら入りっぱなしにしていませんか?!


ふつう、ケガや病気で入院しない限り、保険でお金をもらう機会なんてありません。ところが、ソニー生命「変額保険」の場合、運用で増えた利益を自由に引き出して使うことができます。もちろん、使い方は自由です。


今回は、保険ではめずらしい機能である「運用益の引出し」についてご紹介していきますね。




運用益の引出しとは?


Coins


先ほどから「運用益の引出し」と言っていますが、正確には「積立金の減額」という名前がついています。この運用益を引き出すことができる保険は、「変額保険」だけです。


変額保険は、下記リンクでもご紹介しているように、契約者が自分で特別勘定(ファンド)をえらんで積極的に運用していくタイプの保険となります。


www.hokenmania.net


自分が選択したファンドによって、大きく運用成績が異なる変額保険。長期的に増えていくファンドもあれば、想定外に下がり続けるファンドだってあります。マーケット環境が良ければ、ファンドの運用成績が好調なときに増えた運用益の一部を引き出すことを「積立金の減額」と言います。

対象の保険種類

Insurance


現在、販売されている変額保険の中で、運用益の引出しができるのは、ソニー生命の「変額終身保険」「変額個人年金保険」の2種類だけ。


運用益の引出しといっても、変額終身保険では「変動保険金の減額」、変額個人年金保険では「積立金の減額」と言います。保険の仕組みが異なるので、呼び方が変わってくるんですね。

運用益引出しの上限回数

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運用益が増えたからといって、年に何回でも引き出せるわけではありません。約款によると、運用益の引出しが可能な回数は一年に2回まで。


また、一年といっても毎年1月から12月までの期間を指しているわけではないので注意が必要です。例えば、契約日が8月であれば、8月から来年の7月までが対象期間となります。契約によって異なりますので、もし運用益を引き出すようであれば保険会社か担当者に確認しておいたほうがいいでしょう。


運用益が少し増えたからといって、何度も引き出しているようであれば、のちのち引き出したいタイミングが訪れても、回数制限で引出しができないかもしれません。運用益が増えたタイミングを見ながら、引き出していきたいですね。


運用益を引き出す方法

Chase


引き出す方法は2通り。ソニー生命の担当者に連絡するか、コールセンターに電話して手続きしてもらうかどちらかです。


担当者に運用益を引き出したい旨を伝えると、まず引出し可能な金額を教えてくれます。オンライン上でもある程度の金額を確認できますが、担当者に聞いたほうが正確です。


つぎに引出す希望金額を伝えると、請求書の紙を送ってもらうか、電子請求書を手配してもらいオンライン上で申請することになります。あまり手間をかけたくないということであれば、電子請求の方が簡単ですね。わたしは電子請求を選びました。メールが届くので、必要事項を読んで確認ボタンを押したら終了です。


運用益引出しの利用方法


Cash Machine


ここまで読んでいただいた方の中には、変額保険で積極的に運用していくのであれば、「運用益の引出し」なんかせずに、複利運用した方がいいのでは?と考える人もいるかも思います。


確かにそのとおりです。複利運用では、利回りも大切な要素ですが、元本金額の大きさも重要です。したがって、この「運用益の引出し」を使うなら、変額終身保険だけだと思っています。


変額個人年金保険の場合、ファンドのパフォーマンスによって、運用益が増加するとともに、解約返戻金も複利で増えていきますからね。もし将来の受取りを期待するなら、引出しなんかせずに、運用益を雪だるま式に増やしていった方がいいでしょう。


一方、変額終身保険については、個人年金保険と同じように、解約返戻金が増えていきますが、もう一つ大きな特徴があります。その特徴とは、「死亡保険金が最低保証」されていることです。


これはどういうことかというと、どんなにファンドの運用が悪かったとしても、解約しない限り、契約時に決められた死亡保険金(最低保証)は受け取れる仕組みになっています。もちろん運用がうまく行った場合には、ちゃんと死亡保険金が増額されて受け取れますので安心してくださいね。


そこで、一つの考えとして、死亡保障は契約時に定められた金額で十分だという場合には、この「運用益の引出し」はとても役に立ちます。というのも、範囲内で運用益をいくら引き出したとしても、最低限の死亡保障は確保されているからです。


また、運用がうまくいっているうちはいいのですが、パフォーマンスが下がったときには運用益を引き出せないリスクがあります。だったら、引き出せるうちに引き出しておいたほういいかもしれませんね。


引き出した運用益はいろんな用途に使えますし、次回の保険料の支払いに充ててもいいかもしれません。引き出した運用益は自由に使うことができるおこづかいですので、使い方は契約者次第です。


引き出した運用益にかかる税金


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運用益を引き出すのはいいけど、その後の税金はどうなるか気になりますよね。何名かの方からご質問いただきましたので、こちらにてまとめさせていただきます。


結論からお伝えすると、引き出した運用益に税金はかかります。ソニー生命にも確認済みです。但し。。。


運用益の引出しにかかる税金は所得税(一時所得)で次のとおりです。


課税対象金額 = (受け取った運用益の合計金額(①)-支払った保険料(②)-特別控除50万円)*(1/2)


上記で計算された金額がプラスの場合は、他の所得と一緒に総合課税されます。


例えば、①が100万円、②が200万円であれば、税金はかかりません。ところが、さらに時間が経過し、運用益が増えて①500万円、②が300万円であれば、税金がかかってきます。


といっても、一時所得の場合、特別控除が50万円あり、さらに計算された金額の半分しか対象になりませんので、実際に課税対象となる金額は少なくなります。でも、やっぱり支払う税金は少ないほうがいいですよね。


保険の契約当初は支払う保険料が多いため、運用益を上回る可能性は低いのですが、ファンドのパフォーマンスによっては長期的に増加し、将来的には税金がかかる可能性があります。その場合は、ちゃんとソニー生命に相談してくださいね。

運用益引出しの実例


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アメリカの大統領がトランプさんになってから、ずっとマーケットが円安、株高が続いています。それに伴い、変額保険の運用も絶好調です。特に「世界株式型」は。ということで、実際に自分が加入している変額保険(終身型)について、運用益を引き出してみましたので手続き方法をご紹介してみます。


運用益を引き出すためには、担当者に来てもらうか、コールセンターに電話するかのどちらかです。担当者に来てもらうのも大変なので、今回はコールセンターに電話してみました。電話してみると、本人確認や加入している保険の情報を聞かれます。そして、運用益を引き出したい旨をお伝えすると、あとは流れにしたがって手続きを進めてくれます。


電話が終わって、今回の手続き内容について受け取ったメールはつぎのとおりです。


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メールのリンクに沿って、手続きをしていくと、これで完了です。けっこう簡単です。


わたしの場合は、今回約2万円ほど引き出すことができました。たぶん次の保険料に充てられます。手続きが完了すると、こんな感じの完了通知書を受け取ります。


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普通に保険に入っていれば、何もお金を受け取ることはありませんが、変額保険のように運用の楽しみがあればワクワクしますね。今回の運用益は少なかったですが、時間が経つにつれて、運用金額が増えて、引き出せる金額も増えていくと引き出すのが楽しみです。


あっ今回、変額保険(終身型)の運用益を引き出しましたが、一番大切な保険金額にはなんら影響ないので安心してくださいね。